読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Epic Rap Battles of History徹底解説

海外発のYouTubeシリーズ、Epic Rap Battles of Historyを日本語で解説します。

【EPICラップバトル解説】キング・オブ・ミュージック対決 マイケル・ジャクソン vs エルビス・プレスリー (後半)

マイケル・ジャクソン vs エルビス・プレスリー リリック解説の続きです。

前半は→こちら

 


 

[Micheal Jackson 2nd verse]

2ヴァース目のはじまりにマイケルは大人へと変身します。

Nice Peterの素晴らしい演じっぷりが見られます。

 

Ohhh, it's about time for a Thriller.

(ウー! スリラーの時間だ)

マイケルの特徴的なスキャットで始まります。「スリラー」は、もちろんマイケルの有名な曲からきています。ぞっとさせてやる時間が来たぞ、と言っています。

 

Didn't lose any chocolate, I just added vanilla!

(チョコレートを失ったわけじゃない、俺はバニラを足しただけだ)

マイケルは尋常性白斑により肌が白くなりましたが、白くなったことで黒人としての誇りが失われたわけではない、と言っているのだと思います。

 

I'm going Off the Wall. I won't stop 'til I get enough.

(型破りにいこう、満足するまでやめないぜ)

「Off the Wall」はマイケルのアルバムタイトルで、「風変わりに」「型破りに」といった意味があります。「'til I get enough」はマイケルの曲「Don't Stop 'Til You Get Enough」(邦題: 今夜はドント・ストップ)(直訳: 満足するまでやめないで)からきています。このラップバトルについての姿勢を自分の作品名になぞらえて言っています。

 

Whooping your big fat ass with my shiny glove!

(お前の太ったケツを、輝く手袋で叩いてやる!)

プレスリーは30代から肥満化していきました。食べ過ぎが原因といわれています。(このラインをマイケルが言い終えるころにプレスリーがバナナサンドを食べ始めます)また、マイケルはキンキラの手袋をはめてパフォーマンスをすることで有名です。

 

How you gonna talk about the birds and the bees.

When you met your own wife when she was only 14?

(子どもの性教育に関しては人のこと言えないだろ?

出会った当時14歳だった女と結婚したんだからな)

プレスリーは1stバースで「お前がやりたかったのは子どもの性教育だろ」と言っていました。それに対するアンサーです。

プレスリーは妻のプリシラとパーティー会場で出会いましたが、当時プリシラは14歳でした。その7年半後に結婚します。つまり、「お前だって子どもに興味があるんじゃないか!」と言っているのです。

 

Then you made one daughter; she (ahh) came to me.

I took her to my Neverland Ranch to Hee-Hee!

 (そして生まれた一人娘は俺のとこへやって来た

彼女を俺のネバーランドへ連れてってヒーヒー!)

プレスリーとプリシラの一人娘のリサ・マリー・プレスリーは26歳でマイケルと結婚しました。(すぐに別れてしまうのですが)

ネバーランドはマイケルの有名な豪邸です。そこへリサ・マリーを連れて行き「ヒーヒー」したとマイケルは言っています。「ヒーヒー」はマイケルの曲にある掛け声ですが、今回はユーモラスに自主規制として使われています。

 

You shoulda stayed in the army, dude.

(軍人をずっとやってたほうがよかったんじゃないか?)

プレスリーは1958年に陸軍の徴兵を言い渡され、そこから2年間陸軍として任務を果たしていました。しかし、陸軍から戻ってきたのちは、映画に出演するもののあまり評価されず、音楽もいまいちになったようです。そのことをマイケルはディスっています。

 

Shamone, even Tito looks better than you.

(シャモン、ティトのほうがまだマシに見えるぞ)

「シャモン」はマイケル流の「Come on」の言い方です。「BAD」で聴けます。なぜ「シャモン」と歌うのかという理由ははっきりしていません。

「ティト」とは、マイケルの兄で、ジャクソン5の一員でもあるティト・ジャクソンのことです。マイケルの引き立て役のような存在だったようです。(情報求む)

 

I'm singing aaaahhhhhh, you're singing Don't Be Cruel.

(俺はアアアーーッと歌うのに、お前は「ひどいことをしないで」だってよ)

「Don't Be Cruel」はプレスリーの一曲です。マイケルが力強く叫ぶように歌う一方で、プレスリーは弱々しく「ひどいことをしないで」と歌っていることを指摘しています。

 

There's only one crown, baby. Let the one King rule!

(王冠はひとつしかないぜ、支配するキングは一人だけにしよう!)

マイケルはキング・オブ・ポップ、プレスリーはキング・オブ・ロックンロールと呼ばれています。マイケルは、「真のキングは俺だけだ、王冠は俺がいただくぞ」と言っているのです。

 

 

広告

 

 

[Elvis Presley 2nd verse]

プレスリーはバナナサンドを食べ過ぎて、晩年の太ったプレスリーに変身します。時代が変わったということで、白黒からカラーになりました。

 

You're a creeper, dude. You like to grab your own wanger.

(気持ち悪いやつだ、自分の股間をつかむのが好きなのか?)

マイケルの整形、性癖などを含めて「気持ち悪いやつだ」とディスっています。

また、マイケルのダンスでは、股間をつかむ動きがよく登場します。

 

I only let you marry my daughter cause I knew you'd never bang her!

(娘をやったのは、彼女をお前が抱くことはないとわかってたからだぞ!)

プレスリーの娘は、マイケルと結婚しました。プレスリーが結婚を許可したのは、マイケルは成人女性にはどうせ興味がなくて安心だからだ、とディスっています。もちろん実際にこんなことは言っていません。あくまでEPICラップバトル上のジョークです。

 

You think you're tough? Man, you look like Tootie!

(自分のこと強いと思ってるのか?俺にはトゥッティに見える!)

「トゥッティ」は、アメリカのシットコムThe Facts of Life」に登場する女の子のキャラクターTootie Ramsleyのことです。子供の頃のマイケルに少し似ています。「お前は全然強そうに見えない。女の子のキャラクターに似てるぐらいだからな」と言っているわけです。

 

I was badder than you in my Blue Hawaii movie!

(そのワルさじゃあ映画「ブルーハワイ」の俺にも及ばないぜ)

「ブルーハワイ」はプレスリー主演のミュージカル映画です。マイケルは「BAD」という曲で「俺はワルだ」と言っていますが、それよりも映画の中のプレスリーのほうがワルさで勝っているということを言っています。

 

You lost your damn mind. That's why they cast you in The Wiz.

(お前は気が狂っている。だから「ウィズ」にキャスティングされたんだろ)

「ウィズ」は、「オズの魔法使い」のもとに作られたミュージカル映画です。マイケルはカカシを演じましたが、このカカシには脳がありません。つまり、カカシ役に選ばれたのは、お前の気が狂っていてピッタリだったからだろ、と言っているのです。

 

You're like a sad white woman, who never got to be a kid!

(まるで悲しい白人女性だ、お前は子供らしく生きたこともない!)

マイケルは、白い肌と長髪が特徴的で、それをプレスリーは「悲しい白人女性」と称しています。また、マイケルは子供時代から音楽活動をしていたので、普通の子供のように生活を送ったことがないというわけです。

 

I'm out, before you try to hold me, and free your willy!

(俺は帰るぞ!お前に捕まえられてシャチを解放されるとまずい!)

マイケルが主題歌を歌った映画「Free Willy」とかかっています。これは水族館にいるシャチのウィリーと交流する少年の話で、少年はウィリーを海に解放してあげようと考えます。

このラップでは、プレスリーがマイケルに襲われることを「シャチを解放する」と面白く言っています。

 

Later weirdo, Elvis is leaving the building!

(またな、変人。エルビスは会場を去るぜ!)

プレスリーは、コンサートが終わってもアンコールを待つ客がなかなか帰らなかったようです。そこで「Elvis has left the building」(エルビスは会場から出ました)というアナウンスがなされていました。それとかけられています。

 

 

3人の熱演が見られますね。特にNice Peter演じるマイケルは完成度が高いと思います。私がEPICラップバトルに熱中するきっかけになったといえます。

 

この記事はEpic Rap Battles of History WikiおよびGeniusを大いに参考にしています。

引用部分はEpic Rap Battles of History Wikiから引用しています。

 

広告